西洋医学と東洋医学の両面から治療する鍼灸院「山田鍼灸治療院」

院長ごあいさつ

◆当院の診療の基本理念は、四字熟語でいえば「寛恕仁誠」（ｶﾝｼﾞｮｼﾞﾝｾｲ）です。
その意味は、『どのような患者さんも寛く受け入れ、相手の立場に立って患者さんの心身を思いやり、誠意を尽くす』です。

また、信頼関係が成り立たなければ鍼灸治療は成り立たないという考え方から、傾聴とインフォームド・コンセント（説明と同意）を行い、患者さんの意志による治療法の選択があってから、鍼灸治療が行なわれます。

◆当院の鍼灸治療は、「統合鍼灸治療」を目指し、実行しています。
先ず患者さんを現在の日本の医療制度である西洋医学的な視野で診察し、現時点における患者さんの症状が、西洋医学的に危険な疾患が推測されるものであれば、先ず医療機関への紹介の手続きを行います。そのような西洋医学的に危険な症状を鑑別し除外した上で、初めて東洋医学的な診察・治療を行います。

◆鍼灸治療は背中の症状を重視します。患者さんの背中は、内臓（肺、心臓、肝臓、膵臓、胃腸、腎臓など)の異常（特に炎症）が痛みやコリや知覚過敏などの「サイン」として現れる「場」であると考えています。
その背中の「サイン」の場（ツボ)を鍼・灸で治療する“背部治療”は、重大な内臓の疾患（狭心症発作や脳梗塞など）を未然に防ぐことも可能だと考えています。これは、東洋医学の究極の目的である『未病を治す』といわれるもので、これは「症状が軽微なうちに治療して重症化させないこと」すなわち現代医学で言うところの「予防医学」を意味しています。

◆鍼治療をした後に、患者さんの中には眠くなったり、少しだるくなったりする方があられます。これは鍼灸治療によって様々な理由で緊張していた交感神経が緩んだリラクゼーション効果であり、鍼治療の大切な効果のひとつなのです。これは、精神安定剤を服用したときと同じような状態になりますので、自律神経が不安定な方、精神緊張による不眠などに鍼治療は大変効果的です。さらに、鍼に低周波パルスを加えることは、脳が更にリラックスした状態に導かれますので治療効果を一層高めます。

◆以上のような鍼灸治療に併せて、丁寧な食養生の指導を行い、東洋医学が目的とする“治未病”を実践するために、お一人おひとりの個性を重んじた生活支援を行います。

◆鍼灸治療の適応は、腰痛、頭痛、頚痛、肩痛、膝痛などの「痛みの疾患」や、その他の種々の疾患の初期症状としての「肩コリ」初めとする多くの「不定愁訴」です。当院は、それらのケアを受け持つ地域に根ざした『家庭鍼灸治療院』、『家庭鍼灸師』を目指しています。

＊必要に応じて「往診(出張治療)」も致します。

是非一度、当院を受診して頂き「心と身体」をリフレッシュして頂きたいと思います。
・所属学会：(社)全日本鍼灸学会員、(公社)全日本鍼灸学会認定保持者、第341号

・日本臨床鍼灸懇話会会員

・日本伝統鍼灸学会会員

・(社)日本鍼灸師会会員

・(社)東京都鍼灸師会会員

・現在の役職

　　　＊日本鍼灸理療専門学校講師

　　　＊鍼灸学会Tokyo会長

　　　＊日本臨床鍼灸懇話会理事

・主な研究・講演活動 1982～92年(社)全日本鍼灸学会研究部腰痛班班長
＊2004年(社)全日本鍼灸学会千葉大会ｼﾝﾎﾟｼﾞｳﾑ

　　　　演題：「遠隔的刺法と局所的刺鍼法」

　　　＊2005年(社)全日本鍼灸学会福岡大会ｼﾝﾎﾟｼﾞｳﾑ

　　　　演題：「家庭鍼灸師になろう」

　　　＊2006年(社)全日本鍼灸学会金沢大会特別講演

　　　　演題：「代田文彦東京女子医大教授が教示された鍼灸治療の真価」

　　　＊2010年６月(社)全日本鍼灸学会大阪大会特実技公開

　　　　演題：「背部兪穴の意義」

　　　＊2010年８月　北海道鍼灸専門学校、第３回学術講演会

　　　　演題：「臨床鍼灸師への道程(みちのり)」

　　　＊・「鍼灸友の会」：約３０年間継続しているの山田勝弘の私的セミナー。

　　　　　　連絡先：03-3873-8875　小黒孝行（当、ＨＰ「鍼灸友の会」を参照下さい）

・著書(共同編著)：

　　　＊1989年「図説東洋医学鍼灸治療編(消化器疾患担当)」、

　　　＊1996年「鍼灸院経営のすべて(消化器疾患）担当」、

　　　＊2000年「鍼灸治療の科学（腰痛）担当」

　　　＊2014年「特殊鍼灸テキスト（澤田流太極療法）担当

・院長が掲載された雑誌

ＴＡＺＡＮ年月号

「肩こり」の特集

家庭画報1993年2月号

「今、街で評判の〔悩み別〕東洋医学５４選」

家庭画報2005年2月号

医道の日本（鍼灸業界雑誌）

「新年の言葉」、「腰痛の鍼灸臨床」、「かぜ症候群特集」、

「特集、澤田健、太極療法」　「新年の言葉」、「腰痛の鍼灸臨床」など

多数掲載。

鍼灸ジャーナル（鍼灸業界雑誌）vol．19

治療院訪問（20）山田鍼灸治療院